>>クマ太郎の探険<<
久々、日本酒飲もうかな。日本酒の似合いそうな街、神楽坂へいってみよう。

「日本酒が好き」というと、皆がみな一様に「すごいね」という。
何が凄いのだ??
日本酒好き=酒に強い、わけではない。
炭酸が苦手でビールは飲めない、ワインにも弱い。
焼酎もウィスキーも美味しいとは思わないし・・
結果、飲めるのは日本酒ぐらいだったのだ。
その日本酒も1合で充分。
最近は飲んでなかったけど、
池波さんの「鬼平」や「梅安」を読んでたら、
なんだかむしょうに日本酒が飲みたくなった。
どっか、この気分に合う、いい店ないかな、、キョロキョロ


神楽坂の伊勢藤

神楽坂の「伊勢藤」という居酒屋へ行ってみた。
友人が「うちらでは場違いだ」と尻込みするのを引っ張っていった。

見たところ、、
確かに若い(?)女性二人連れの来る店ではない。

案の定、縄のれんくぐって開港一番
「日本酒しかありませんが大丈夫ですか?」といわれた
みくびってはいけない、、って私ではなくて、連れを
彼女は凄い酒豪だ。そして詳しい。
それに引換え私は、吟醸の意味すら知らなかった(w

行灯脇の椿がいい感じですね。
入ると、土間に囲炉裏がある。囲炉裏端の席はすでに埋まっていた。
ほの暗い照明の中、静かにお酒をたしなむ。あまり声だかに話すと叱られるとのこと。

お酒は白鷹のみ。
囲炉裏の炭火でぬる燗
お通しと、
黙って出てくる一汁三菜。
味噌汁と、玉子焼き、枝豆、ホヤ

魚介類は嫌い、ましてやホヤなんて、、。友人イワク、とても食べ易いとのこと。
確かに、この味噌味とてもいい、でも、、私は噛まずに飲みこむ(w
お酒は普段は冷一辺倒だ、が、ここにきたからには、ここのしきたりで楽しみたい。
やはり燗は喉にカーッと来るな。でも最初の1回だけだった。
普段、日本酒を飲む時は、甘さで口がべたつくので、水がないと嫌なのだが
これは、べたつかずに、するする飲めた。
一汁三菜が1050円、酒525円、そのほか1品頼んで 2000円ぐらいという友達の読み。ご明察だった。
2人で2号、と、追加のツマミは味噌でんがくとカワハギ
このカワハギの干物がめちゃくちゃ美味しかった!!
メニューの上のまぁるい金物、用事が有る時はこれをカランと鳴らす。
ほんとうに小さい音で、もう一度鳴らした方がいいかな?っと思った瞬間
奥から「はい只今」と亭主の声。地獄耳としかいいようがない、、
そこまで神経研ぎ澄ましてるのか??凄いな。
このメニューを見ても解るように、腹に溜まるようなツマミは無い。
軽くよって(酒を飲んで)帰る、そういう店のようだ。
気分にも浸れたし、お腹も減った、、そろそろ移動しよう。

アボリジニアートの酒処たけうち


蕎麦食べて帰ろう、と、思ったら、思いのほか外が寒くて、 おでんが食べたくなった。
が、気分にあう面構えの店にあえない。
(店を求めて徘徊したけど、風情のある街並みでした♪その写真は次ページで。)
どうにかよさげな蕎麦屋を見つけたが、カンバンとの事・・うーーーーーーー

で結局、またも酒処
(茶漬けもあるようだし・w)に寄ってしまった。
「たけうち」という店。
友達はここに来て、ホッとしたらしい(w
やはり伊勢藤では気を使っていたので・・
酒を楽しみにいって気使ってどうする、私達・・(w

女将は不在だったが、板さんは好印象だった。
不老泉の山廃仕込みというのが、「ひやおろし」らしい
って、言っても実は「ひやおろし」という言葉は最近知ったのだ。
「冬に仕込み、春に火入れ、一夏を酒蔵の中で熟成したお酒」なそうだ
ミーハーだから頼んでみた。ちょっと甘くてべたべたしていまいちだった。
そりゃそうかも、、熟成させて出荷だものね
それを、コクやまろみと言わずに甘くて嫌ではみも蓋もないが、好みなんだからしょうがあんめい。

牡蠣、勿論食べたのはおともらち〜。私は銀だらと茶漬け。アボリジニアートが飾ってあった。
販売もするらしいが。ん万円〜単位です。

いやぁ、趣のあるいい街でした。
すっかり神楽坂が気に入ったクマは上機嫌で、再来を誓って帰りました♪
2006年11月
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